一般社団法人奈良県中小企業診断士会主催の理論政策更新研修を、平成27年9月12日(土)に大和信用金庫八木支店ビル3階にて開催しました。
今回の更新研修の内容は以下の3講義実施し、講師は近畿経済産業局の中小企業調整官、奈良県中小企業診断士会員2名、計3名から、中小企業経営支援策及びプロコンとして活躍されている得意テーマに沿った内容で、講義が展開されました。
受講者数は118名と昨年に続いて100名を超え、これまで奈良県診断士会が開催した理論政策研修では最多の受講生となりました。アンケート結果は役に立ったと評価する受講生が80%以上であり、それぞれの講座評価も非常に高い評価でした。今後の要望としては、「IT関連」「業種業態を絞った経営支援事例、導入事例方法」等より、コンサルティング内容を深めた具体的な講座を希望する声が多数寄せられました。また、「奈良県中小企業診断士会」の紹介や活動状況等の説明が欲しいという声もいただきました。
第一講 平成27年度中小企業・小規模事業者政策の概要について
【講師】 近畿経済産業局中小企業課 中小企業調整官 西山 寿一 氏
第一講では、近畿経済産業局中小企業課 中小企業調整官 西山様より、「中小企業・小規模事業者の現状」と「中小企業・小規模事業者の政策」を中心に解説されました。
中小企業・小規模事業者に対しての国の取組み、支援策を理解することができました。
第二講 経営計画実行のためのアクションプラン作成支援
【講師】 中小企業診断士(奈良県診断士会会員)・税理士 保延 薦 氏
第二講では、奈良県診断士会会員の保延先生から経営改善計画の作成方法について、現状把握→強みと弱み→外部環境→企業集団状況とビジネス俯瞰図→窮境要因と課題→アクションプラン→数値計画→振り返りと、計画策定に必要な項目を順追って詳しく解説されました。
特に、現場実践されている経験から、金融機関の目線、中小企業現場の専門家の生の声や考え方を理解することができました。
第三講 地域資源と観光 ~ 地域の稼ぐ力 ~
【講師】 中小企業診断士(奈良県診断士会会員)岸 克行 氏
第三講では、(奈良県診断士会会員)岸先生から、サブタイトル「地域の稼ぐ力」として、地域活性化の視点から、中小企業地域資源活用プログラムの概要、地域ブランド事例紹介、ふるさと名物応援宣言、そして、奈良県の頑張る企業事例説明がありました。ご本人が奈良まほろばソムリエの有資格者であることから、特に奈良県の地域資源や観光について、豊富な知識とプロコンとしての活性化経験談を講座内において解説されました。